○大崎地域広域行政事務組合条件付一般競争入札(事後審査型)実施要領

令和3年12月28日

告示第19号

(趣旨)

第1条 入札書提出後に最低価格提示者の入札参加資格を審査して適格の場合に落札決定する入札後審査方式条件付一般競争入札(以下「事後審査型入札」という。)の実施に関しては,別に定めがあるもののほか,この要領の定めるところによるものとする。

(用語の意義)

第2条 この要領において使用する用語であって,大崎地域広域行政事務組合契約規則(平成20年大崎地域広域行政事務組合規則第14号)大崎地域広域行政事務組合建設工事執行規則(平成20年大崎地域広域行政事務組合規則第15号)その他の法令において使用する用語と同一のものは,これと同一の意味において使用するものとする。

(適用の決定等)

第3条 事後審査型入札は,次の各号に掲げるもののうち,大崎地域広域行政事務組合契約等審査会(以下「審査会」という。)において決定するものについて適用する。

(1) 建設工事(設計価格が130万円を超えるものに限る。)

(2) 建設工事に係る調査,測量及び設計業務(設計価格が50万円を超えるものに限る。)

(3) 物品の調達及び借受け並びに役務の調達(設計価格が次に掲げる区分に応じ,それぞれに定める金額を超えるものに限る。)

 物品の調達 80万円

 物品の借受け 40万円

 役務の調達 50万円

2 契約執行者は,事後審査型入札を行おうとするときは,入札参加条件設定調書の入札方法等の欄に「事後審査型」と記載して,審査会に付議しなければならないものとする。

(入札書の提出方法等)

第4条 入札参加者の入札書(初度の入札に係るものに限る。以下本条から第7条までにおいて同じ。)の提出方法は,配達証明付郵便による封書郵送で行わなければならない。

2 前項の封書は,二重封筒とし,入札書及び積算内訳書(入札書に添付するものに限る。)を中封筒に入れ,封かんの上,入札者の名称及び入札参加登録承認番号,入札に係る契約番号及び契約名並びに開札日を表記し,外封筒には入札書を同封した中封筒,入札公告等により指定された入札参加資格確認のための書類及び連絡担当者の名刺1枚を入れ,表に開札日及び入札書在中の旨を朱書きすることとする。

3 前2項の規定に違反した入札書は,無効とする。

(入札書の不受理等)

第5条 提出期限を過ぎて到着した入札書は,いかなる事由があっても受理しないものとする。

2 入札書が,入札参加資格を満たさない者から提出されたことが明らかなときは,これらを受理しないものとする。

3 既に提出した入札書等の訂正,差し替え,又は再提出は,これを認めない。

(入札書の保管等)

第6条 受理した入札書は,入札執行者が施錠できる場所で厳重に保管しなければならない。

2 入札書の到着の確認の問い合わせについては,配達証明付郵便の返信通知で確認できることから,一切応じないものとする。

(入札調書の作成)

第7条 入札執行者は,開札日前日に他の部署に属する職員の立会いを得て,郵送された入札書の外封筒を開封し,中封筒の表記を基に入札調書を作成するものとする。この場合において,いかなる理由があっても中封筒を開封してはならない。

(開札)

第8条 開札は,入札公告で指定した日時,場所において,公開により行う。

2 入札執行者は,開札後,予定価格の範囲内において有効な入札をした者のうち,最低価格を提示した者(最低制限価格を設定した入札において,当該価格を下回り失格となった者を除く。)を落札候補者として指定し,その名称及び入札価格を読み上げ,併せて次に掲げる事項を口述するものとする。

(1) 第10条に規定する資格審査を行った後に落札決定をする旨

(2) 入札を保留する旨

(再度入札等)

第9条 入札執行者は,初度の入札において予定価格に達した者がいない場合は,直ちに再度入札を行うことができる。

2 再度入札の回数は,2回(建設工事は1回)を限度とする。

3 再度入札において,初度の入札の開札時から立ち会わない入札者等は,再度入札を辞退したものとみなす。

4 再度入札における入札書は,封筒に入れず提出することができる。

5 入札執行者は,再度入札において,なお予定価格に達した者がいない場合は,最低価格入札者と随意契約のための協議を行うことができる。

(入札参加資格の審査)

第10条 資格確認者は,入札公告等に示した入札参加条件に基づき,入札執行者が指定した落札候補者から順次審査し,適格者が確認できるまでこれを行うものとする。

2 前項の審査は,入札公告に基づき提出された入札参加資格確認のための書類により行うものとする。

3 第1項の審査は,開札の日から起算して原則として5日(土曜日,日曜日及び休日等を除く。)以内に行うものとする。

4 資格審査の手順は,入札参加資格確認申請書に提出書類を添付し,それぞれの項目ごとに入札公告に示す入札担当課及び工事(業務)担当課が入札参加条件を満たしているかどうかを審査し,資格確認者が記名・押印の上,審査結果を入札執行者に提出するものとする。

5 資格確認者は,入札参加資格の審査に疑義が生じた場合は,審査会に諮るものとする。

(落札決定又は入札参加条件不適格の決定)

第11条 入札執行者は,資格確認者から落札候補者が入札参加資格を満たしていることを確認した場合は,文書決裁の上,落札決定する。

2 入札執行者は,落札者に対して,ファクシミリ等で連絡を取り,契約締結に必要な書類の提出を指示する。この場合,当該契約締結に必要な書類提出時に印鑑を持参させ,入札書に落札決定者確認印を押印させるものとする。

3 入札執行者は,資格確認者から落札候補者が入札参加資格を満たしていないことを確認した場合は,当該落札候補者に対して,不適格の旨を文書により通知する。

(入札結果の公表)

第12条 入札結果は,落札決定後速やかに公表するものとする。

2 前項の公表に際しては,入札調書に落札決定日を表示するとともに,落札者の入札金額の右側には「落札決定」及び「資格確認済」と,不適格となった入札者の入札金額の右側には「資格不適格」と表示するとともに,不適格とした理由を表示するものとする。

この告示は,令和4年2月1日から施行する。

大崎地域広域行政事務組合条件付一般競争入札(事後審査型)実施要領

令和3年12月28日 告示第19号

(令和4年2月1日施行)