記事番号: 3-61
公開日 2025年11月06日
更新日 2025年12月01日
宵の口や朝方に星空をながめていると、時々人工衛星を目にします。
現在、地球の周りにはたくさんの人工衛星や、その残骸が回っています。暗い空ですと、肉眼で見える人工衛星の数は数百個、双眼鏡を使うと千個ほど観測できるといわれています。(もちろん一度に見えるわけではありません)
人工衛星の通過は、親子や家族で気軽に楽しめます。
人工衛星が見やすくなる条件というのは、宵(または朝方に)の時間に、その土地の上空(近く)を通過することです。人工衛星は、太陽の光を反射して光るので、地球の影に入りこむ真夜中は見えません。
また、いくら上空を通過しても、昼間や空の薄暗い夕暮れ時は見えません。ですから、人工衛星を見るチャンスは宵の口と朝方のそれぞれ2時間程度です。この時間帯に空の条件がよければ、数十分のうちに数個は目にすることができます。
どのように見える?
飛行機はチカチカと点滅するのに対し、人工衛星は点滅しないので見分けがつきます。また、地球の影に隠されるとき、すーっと暗くなって消えていくのも人工衛星の特徴です。
人工衛星の中でも大型のものは、時に惑星並の明るさに輝くものがあります。
明るい人工衛星は約30個ありますが、その中でも特に見やすいのは、
などです。人工衛星の名前をクリックすると公式サイトが開きます。
人工衛星の大物・国際宇宙ステーション
人工衛星の中で、最も有名なのが「国際宇宙ステーション(ISS)」です。

写真:2009年2月3日撮影
宇宙飛行士・若田光一さんが長期滞在する予定の国際宇宙ステーションが、2月3日大崎の宵の空を横切った時の写真です。一番明るいのは月で、左下にオリオン座がみえます。18時10分すぎ、カシオぺヤ座の近くに見え始め、空の真上あたりを通過、月をかすめオリオン座を突き刺し、15分ごろおおいぬ座の一等星シリウスの手前で地球の影に入り、消えていきました。
国際宇宙ステーション(ISS)は、地上から約400km上空を、1周約90分というスピードで、地球の周りを回っている巨大な有人実験施設です。
もし空の真上を通過し、しかも地球の影に入らないような理想的な条件の場合は、地平線から現れてから再び沈んでいくまで約9分見ることができます。
しかし、たいていは空の低いところを通ったり、途中で地球の影に入って見えなくなりますので、見える時間は数分です。
国際宇宙ステーション(ISS)の軌道(通り道)は、赤道に対して51度程傾いており、宮城県上空も通過します。また静止衛星と違って、通過する地点も時間とともに変わっていきますので、見ごろとなる時期と見えない時期があります。
国際宇宙ステーション(ISS)の場合、2週間~1ヶ月おきに、数日~1週間程度の観望に適する時期がやってきます。国際宇宙ステーション(ISS)は、条件さえよければ日本各地からみることができます。
国際宇宙ステーションをみよう!
ISSの軌道や地上からの見え方は変化します。宮城県から見やすい国際宇宙ステーションの可視情報は、最新の情報は、下記JAXAのホームページ等をご覧ください。
感動のイリジウムフレア

写真:2018年2月16日 18時10分撮影
イリジウムフレア マイナス7.8 ふれあい広場にて
衛星携帯電話に利用されているイリジウム衛星は、本体はそれほど大きくはありませんが、反射率の高いアンテナに太陽光があたったとき、数十秒にわたって金星以上に明るく輝くこともあり、しばしば大流星やUFOと間違われます。これを「イリジウムフレア」といいます。見える方向と時間さえわかれば、親子・家族で気軽に楽しめる現象です。
イリジウムフレアが起きるイリジウム第1世代機は2019年12月で運用を終了し、現在は第2世代機イリジウムNEXTに世代交代しております。
明るい人工衛星をみよう
観測する地点の緯度・経度を入力すると、通過予定の時間と位置をより詳しく調べることができます。